亡き母をしのんで

「亡き母をしのんで」と題して、昭和56年11月3日に亡くなった父・米田義昭が生前原稿用紙に残した文章を公開します

2018-01-12から1日間の記事一覧

3 母から義昭へ(2の手紙に同封のもの)

無事に着きました由安心しました。 家の事も何にも心にかけず、お祖父母様、光子様の云う事を守り、一心に勉強して下さいませ。 貴方が居らなくなり淋しくなりました。和雄はイチヤンイチヤン(編注、「兄ちゃん」の意)と時々思ひ出して話してます。私はお…

2 母から祖父へ(封筒なく、日付も不明)

皆様お変わりはない事と存じます。 お父様(編注、徳次郎)のお手紙を見まして、私もうれし涙、義昭も大よろこびでした。 途中の事も案じましたが、無事の通知に安心しました。 私は何にも云う事はありません。何事も父様におまかせします。ただ義昭が学校に…