亡き母をしのんで

「亡き母をしのんで」と題して、昭和56年11月3日に亡くなった父・米田義昭が生前原稿用紙に残した文章を公開します

8 (義昭から母へ 2.16付手紙 消印不明)

お便り(編注、この「お便り」は5の手紙を指している。8の手紙を出した後、7の手紙を受取っていることが、内容をよく調べて分った。だから8は6の次に書くべきだった。しかし、書き直すのはたいへんだからこのままにしておく)

有難う御座居ました。相変わらずお粥につけ物との事、弟妹達が本当に可愛想だと思ひます。それにつけても僕はもったいない程幸福です。(以下略)

今日は日曜日ですから、朝からお傳ひをしました。そして昼から小包を荷造りして頂きました。(中略)弟妹達があまり可愛想ですから、お願ひして芋切干を少し入れて頂きましたから、少しずつでも食べて下さい。それは伯父さんが浜松で一貫目九十円で買って来られたので、今店で売って居ます。(以下略)